カリフォルニアの山火事

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カリフォルニアと言えば
・ビーチに恵まれ年間を通じて日光が降り注ぐイメージ
・暮らしやすい場所

しかし近年では
・政府も企業も基本的サービスを安定供給できない
・危険で済みにくい場所
として認識されているそうだ

ウォールストリートジャーナル誌によると、
・カリフォルニア州のガソリン価格は全米で最も高い
・住宅価格は全米2位の高さ
・主要都市ではホームレスが急増している
・干ばつは7年以上続いている
・一部の町では浄水が供給されていない
といった事実が述べられていた

カリフォルニア州では先日の山火事で
州の北部と南部では過去1か月に200万人以上が停電を経験していおり、
避難した人は数十万人以上、年末までにさらにその人数が増加する可能性もあるらしい。
山火事自体に台風みたいに名前が付いているくらいで、毎年大規模な山火事が起こっている

PG&E(パシフィック・ガス&エレクトリック株式会社)や公益事業会社では
停電を防ぐために計画停電を実施しているが、
店舗が開けられない、トイレの水が流せない、医療機器が使えない
など、生活の基盤だけでなく生死にもかかわる事態を巻き起こしている
郊外になればなるほどひどいそうだ

火事を防ぐのに計画停電??と不思議に思うのだが、
どうも火災と被害拡大の原因と考えられているのは
・送電線に木や植物が引っ掛かってスパークし発火
・送電線や鉄塔の一部が老朽化して地面に放電し発火
・地球温暖化でカリフォルニア地域の乾燥が加速、強風に乗って火が広範囲に燃え広がる

つまり、電気インフラ供給方法の未熟さが火災発生の大きな原因の一つ
ということだそうだ。本当だろうか???
IEEEだからそういう見方をするのか?

とおもったのだが、
PG&E社は数年前から何度もカリフォルニアの大火事の原因として特定されており
一時期は保険額が甚大になり倒産する事態になっていた。
このため州が経営を引き継ぐ事態にまで発展した。

この電源供給による放電で発火することをいかに防ぐか
に問題の解決の糸口がある

その技術の先駆けになりそうなものがオーストラリアのビクトリア州ですでに開発され実地で運用されている

同州の「ブラックサタデー」と呼ばれた2009年の大規模な火災のあと、
新規に開発導入された技術で
「REFCL:ラピッド・アース・フォールト・カレント・リミッター」というものがあるそうだ
電源系統に「パワーダイバータ」を追加すると22キロボルトの電圧をわずか40ミリ秒以内に
100ボルトに下げることができ、この場合火災が発生しない
という技術だそうな。(特許原理はこちらhttps://patents.google.com/patent/US1153821
しかも瞬間的な変動に対して電流変化を中和することで
他の電源系統に対して影響を及ぼすことを避けることができるため
系全体は安定に保たれ、停電などを極小に抑えることが出来るのだ。

Arc Suppression

ほかにも、LiveVisionという会社ではLiDAR(光検出と測距ないしレーザー画像検出と測距)と
電磁界検出器の組み合わせで送電線がたるんだり揺れていないかなどを検出する技術を提供している
これにより回線の損傷や思わぬ事故を発見し、瞬断することが出来るそうだ。

上記のような設備を導入するには500憶円以上の費用がかかり、
最終的には電力利用者が料金支払いをすることになるが、火事が起きた時の損害額や
多くの被害者のことを考えると大したものではないと考えるのが妥当、ということだ。

計画停電に備えて住民は発電機を導入するところが増えているらしく
発電機メーカーのジェネラック・ホールディングス(GNRC)ではカリフォルニア州での売り上げが
何と5倍になったそうだ。
会社の株価を見てみると、今年の年初来リターンは88%にもなっている。

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