IoT=「インターネット of タイヤ」が作る未来(Pirelliの場合)

IoTといえばInternet of Things(モノのインターネット化)だが、Pirelli社の場合はInternet of Tire(タイヤのインターネット化)となるそうだ。

ピレリ社は道路の路面の状況をタイヤに設置されたセンサで読み取り、ハイドロプレーニング現象(水が溜まった路面などを自動車が奏功するとき路面とタイヤの間に水が入り込んで車が水の上をすべるようになってハンドルやブレーキが利かなくなる現象)など潜在的なリスクを察知する重要なデータを5G通信ネットワークに載せて送信する「サイバータイヤ」を開発した。

ハイドロプレーニング現象| ダンロップ

先日イタリアのリンゴットのテストコースで(下写真)Audi A8をテストカーとして使用し、Pirelliのネットワーク対応タイヤは、5Gの超高帯域幅と低遅延を利用して、滑りやすい状態のリアルタイムの警告を後続のAudi Q8に送信するところを披露。

イタリアのトリノのリンゴットビル旧フィアットの工場屋上
なんとテストコースになっている(参照)アドレナリンでまくりだそうだ

タイヤの空気圧の読み取り値を送信するホイールリムではなく、タイヤ自体に取り付けられた加速度計が、正確に3軸の処理力を測定するとのこと。

なんとこれには水、氷、その他の低摩擦係数の道路状況を感知する機能が含まれるそうだ。最近の自動車業界ではモデルベース(シミュレーション等で実物をモデル化した)開発が盛んに行われているが、タイヤのモデル化は非常に難しいらしい。その原因はタイヤの構造もあるが「滑る」物理現象も要因の一つとのこと。Pirelliのサイバータイヤは上記の道路状況をセンサーのデータとして即時に取得し、さらに通信することによって、車の安全&自律システムに反映することができる。つまり、リアルタイムの実際の道路状況を車車間(Vehicle to Vehicle)やV2X(Vehicle to X:車とモノ)通信に利用することが可能になるのだそうだ。つまり先のモデル化も精度がアップすることにつながる。

現在でもいろんなセンサーが車に搭載されているが、車と接触する道路はタイヤが一番よく知っている。という発想のようだ。

一般車への適用のまえに、レース用車両での適用が先になるとみられる。F1ではすでに、約140個のセンサーが車体に装備されていて、ラップごとに20~30メガバイトの遠隔測定したデータ(テレメトリーデータ)を収集しているらしい。F1レースのデータ収集してるマニアックな動画はこちら↓

F1 Telemetry for Rookies – Sauber F1 Team

実際に一般の車のタイヤに搭載されるようになるまで10年くらいはかかると予想されているが、
10年後ってどうなってるんだろうか??意外と10年はあっという間な気もする。

「サイバー」と聞くと20日に発表されたテスラの「サイバートラック」を連想させるがサイバートラックにサイバータイヤを搭載すればなんだかわからないけど気分いいんじゃないですか?

Pirelli: Tailor made story of P-Zero
PIRELLI社のタイヤのイメージ映像
Tesla Cybertruck first ride: inside the electric pickup
テスラ社のサイバートラックご紹介

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